コーヒー1杯に豆は何グラム?100gで何杯淹れられる?
掲載料・広告はありません。数字は焙煎所のショップの表示を集計したものです(2026年10月21日時点)。集計の方法
「コーヒー1杯は何グラム」の答えは、記事によって8gだったり15gだったりします。どれかが間違っているわけではなく、1杯を何mlと考えるか、どのくらいの濃さを基準にするかが違うためです。ここでは、よく使われる目安を出典つきで並べ、袋の大きさごとに何杯淹れられるかと、1杯あたりの豆代を計算します。
コーヒー1杯は何グラム?
家庭のハンドドリップでは、でき上がり120〜150mlを1杯とし、豆(粉)を10g前後使うのが一般的な目安です。重さで量るなら、豆のままでも挽いたあとでも同じ数字です。マグカップのように大きな器で飲むなら、120mlに10gの割合で量を増やし、240mlなら20g前後です。
| 基準 | 豆(粉)の量 | 湯・でき上がりの量 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 家庭のハンドドリップ1杯 | 10g | でき上がり120ml(1杯は120〜150ml) | パナソニック、2026年7月24日 |
| 日本食品標準成分表の「コーヒー 浸出液」 | 10g | 熱湯150ml | 文部科学省 |
| SCA(スペシャルティコーヒー協会)の抽出基準 | 55g | 湯1L(湯200mlなら約11g) | SCA Golden Cup Standard |
| コーヒー図鑑の1杯あたりの計算 | 12g | ハンドドリップ1杯 | 当サイトの設定 |
基準によって濃さには幅があります。焙煎所が商品ページにレシピ(豆の量と湯量)を書いている場合は、その豆に合わせた量と考えられるので、まずそちらを目安にするとよいでしょう。ハンドドリップ向けとされている豆はハンドドリップ向けの豆にまとめています。
100g・200gで何杯淹れられる?
袋の重さを1杯の豆の量で割ると、何杯淹れられるかがわかります。端数は切り捨てています。
| 袋の大きさ | 1杯10g | 1杯12g | 1杯15g(濃いめ) | 1杯18g(エスプレッソ) |
|---|---|---|---|---|
| 100g | 10杯 | 8杯 | 6杯 | 5杯 |
| 150g | 15杯 | 12杯 | 10杯 | 8杯 |
| 200g | 20杯 | 16杯 | 13杯 | 11杯 |
| 250g | 25杯 | 20杯 | 16杯 | 13杯 |
| 1kg | 100杯 | 83杯 | 66杯 | 55杯 |
コーヒー図鑑で内容量がわかる1,992銘柄では、袋の大きさは多い順に200g(46%)、100g(30%)、150g(8%)、250g(5%)です(2026年10月21日時点)。いちばん多い200gの袋なら、ハンドドリップ(1杯12g)で16杯、エスプレッソ(1杯18g)で11杯です。
1日2杯(1杯12g)飲むなら、200gの袋は約8日でなくなります。 豆は焙煎後、数週間かけて香りが落ちていくので、飲み切れる大きさの袋を選ぶと風味の変化が少なくて済みます。飲み頃の目安は焙煎日から飲み頃まで、保存の仕方はコーヒー豆の保存方法で解説しています。
計量スプーン1杯は何グラム?
ドリッパーに付属する計量スプーンは、すり切り1杯がそのメーカーの想定する1杯分です。パナソニックの解説によると、カリタは10g、ハリオは10〜12g、メリタは8gで、メーカーによって違います。
スプーンは重さではなく体積で量るため、同じ1杯でも豆の種類によって重さが変わります。深煎りの豆は焙煎で水分が抜けて軽くなるので、スプーンで量ると浅煎りよりグラム数が少なくなりがちです。毎回なるべく同じ味にしたいときは、キッチンスケールで重さを量ると安定します。焙煎度による違いは焙煎度の違いで解説しています。
エスプレッソやアイスコーヒーは何グラム?
エスプレッソは、マシンのバスケット(粉を詰めるフィルター)の大きさで1杯の量が決まります。容量が刻印されたバスケットもあるので、それに合わせて量ります。コーヒー図鑑の計算では、エスプレッソ1杯を18gとしています。エスプレッソ向けとされている豆はエスプレッソ向けの豆で探せます。
氷で冷やすアイスコーヒーや、牛乳で割るカフェオレは、氷や牛乳で薄まるぶん、ホットより豆を多めにするか湯を少なめにして濃く淹れるのが一般的です。焙煎所が「アイスコーヒー向け」としている豆はアイスコーヒー・水出し向けの豆にまとめています。
1杯あたりの豆代はいくら?
1杯の豆代は「100gあたり価格 × 1杯の豆の量(g) ÷ 100」で計算できます。100gあたり¥1,000の豆を12g使えば、1杯¥120です。
| 1杯の豆の量 | 安いほうから1割の価格 | 中央値の価格 | 高いほうから1割の価格 |
|---|---|---|---|
| 10g | 約¥80 | 約¥110 | 約¥216 |
| 12g | 約¥96 | 約¥132 | 約¥260 |
| 15g | 約¥120 | 約¥165 | 約¥324 |
| 18g | 約¥144 | 約¥198 | 約¥389 |
| 豆の量 | p10〜p90の幅(1杯あたり) | 中央値(1杯あたり) |
|---|---|---|
| 1杯10g | ¥80〜¥216 | ¥110 |
| 1杯12g | ¥96〜¥260 | ¥132 |
| 1杯15g | ¥120〜¥324 | ¥165 |
| 1杯18g | ¥144〜¥389 | ¥198 |
豆代は、ゲイシャのような高価な品種を選ぶと大きく上がり、ブレンドを選ぶと下がる傾向があります。価格の幅と理由は100gあたりの相場、カルディやスーパーの豆の1杯あたりはカルディやスーパーの豆との比較で紹介しています。
薄い・濃いと感じたら?
薄いと感じたら湯の量はそのままで豆を少し増やし、濃いと感じたら豆を少し減らします。一度に変えるのは1か所だけにすると、何が味を変えたのかがわかります。挽き目を細かくすると濃く、粗くすると軽い味になります。
酸っぱさが気になる場合は、豆の量より抽出の不足や豆の古さが原因のこともあります。フルーティーな酸味と、酸っぱさの違いは酸味と酸っぱさの違いで解説しています。
ハンドドリップ向けとされているコーヒー豆
OVERVIEW COFFEE広島県尾道市
ESPRESSO | APROCSAA , Guatemala
グアテマラ、アティトラン、1,700〜2,000m
ウォッシュド、ブルボン、カトゥーラ
フローラル・紅茶、ナッツ・キャラメル、ストーンフルーツ
エスプレッソ向け
100gあたり ¥1,256
¥3,140(250g)・税込・送料別・時点
グアテマラ・ウォッシュドの中央値より13%高い
焙煎所のサイトで見るASSIST COFFEE ROASTERY東京都千代田区
焙煎豆/ブラジル セーハ・ダス・トレス・バハス アララ ナチュラル
ブラジル、ミナスジェライス、1,450m
ナチュラル、アララ
トロピカル・ワイニー、ドライフルーツ・スパイス、チョコレート
100gあたり ¥1,200
¥1,200(100g)・税込・送料別・時点
ブラジル・ナチュラルの中央値より14%高い
焙煎所のサイトで見るCOFFEE WRIGHTS東京都台東区
エチオピア / Bona Sedaka Natural "Medium Roast"
エチオピア、ボナズリア、1,860〜1,990m
ナチュラル(アナエロビック)、エチオピア在来種
フローラル・紅茶、トロピカル・ワイニー、ドライフルーツ・スパイス
100gあたり ¥1,100
¥2,200(200g)・税込・送料別・時点
エチオピア・ナチュラルの中央値より8%安い
焙煎所のサイトで見るGOODMAN ROASTER京都市下京区
ALISAN YANGUI / GEISHA
台湾、Alishan、1,230〜1,500m
ナチュラル、ゲイシャ
フローラル・紅茶、ベリー、ナッツ・キャラメル
ドリップ向け
価格は焙煎所のサイトでご確認ください
KEIGAN COFFEE ROASTERS静岡県富士市
エチオピア イルガチェフェ ゲルシ ナチュラル
エチオピア、ゲデオ、1,900〜2,200m
ナチュラル、エチオピア在来種
フローラル・紅茶、ベリー、トロピカル・ワイニー
100gあたり ¥1,267
¥1,900(150g)・税込・送料別・時点
エチオピア・ナチュラルの中央値より6%高い
焙煎所のサイトで見るSINGLE O JAPAN東京都墨田区
ケニア Kiajibbi
ケニア、キアンブ、1,500〜1,800m
ウォッシュド、SL28、SL34
トロピカル・ワイニー、ストーンフルーツ
100gあたり ¥1,280
¥3,200(250g)・税込・送料別・時点
ケニア・ウォッシュドの中央値より11%高い
焙煎所のサイトで見る焙煎所がドリップ向けと書いている豆です。順位ではありません。ドリップ向けの豆をすべて見る
わかっていないこと
- 好みの濃さ。表の量は目安です。同じ量でも、豆、挽き目、湯の温度、器具で味は変わります。
- 焙煎所ごとのレシピ。商品ページに書かれた豆の量や湯温は、まだ集計していません。各焙煎所のサイトでご確認ください。
- 袋の実際の重さ。表示の内容量で計算しています。挽いてもらった粉や、計量のずれによる差は含みません。
- 送料。1杯あたりの豆代に送料は入っていません。少量だけ買うと、送料の分だけ1杯あたりは高くなります。
出典と方法
- 1杯の量と計量スプーン:パナソニックの解説記事(2026年7月24日)、2026年10月20日閲覧。1杯120〜150ml、120mlに豆10g、計量スプーンはカリタ10g・ハリオ10〜12g・メリタ8g。
- 浸出液の条件:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」、し好飲料類「コーヒー 浸出液」の備考(コーヒー粉末10g/熱湯150mL)。
- SCAの基準:Specialty Coffee Association「Golden Cup Standard」、湯1Lあたりコーヒー55g。湯200mlの値は当サイトの換算です。
- 杯数:袋の重さ ÷ 1杯の豆の量(端数切り捨て)。当サイトの計算です。
- 1杯あたりの豆代:各焙煎所のショップに表示された税込価格(送料別)を、銘柄ごとに100〜250gのうち200gにいちばん近い袋で100gあたりに換算し、下位1割・中央値・上位1割に豆の量を掛けて100で割った値。n=1,819、2026年10月21日時点。詳しくは100gあたり価格の計算方法。
- 袋の大きさ:銘柄ごとに記録している基準の袋の内容量。淹れ方は焙煎所の記載によります(淹れ方の分類)。