コーヒー豆の選び方:買う前に考えたい6つの質問

掲載料・広告はありません。数字は焙煎所のショップの表示を集計したものです(2026年10月21日時点)。集計の方法

コーヒー豆の紹介記事を検索すると、銘柄を順位つきで並べた記事が多く見つかります。選び方の基準は記事ごとに違い、読む人がどう淹れて、どんな味を好むかまでは反映できません。コーヒー図鑑は豆を売らず、掲載料も受け取らないので、順位をつけずに、選ぶための基準と、基準ごとのデータを示します。スペシャルティコーヒーそのものについてはスペシャルティコーヒーとはで解説しています。

1. どうやって淹れる?

産地や値段より先に決めたいのが淹れ方です。エスプレッソは圧力をかけて短い時間で抽出するため、それに合わせて焙煎された豆が向きます。ハンドドリップやコーヒーメーカー、フレンチプレスでは、浅めの焙煎の豆の香りも出しやすくなります。焙煎所によっては、その豆を何向けに焙煎したかを商品ページに書いています。

コーヒー図鑑の豆では、エスプレッソ向けが1%、ドリップ向けが0%、両方に使える「オムニロースト」が0%で、残りの99%は焙煎所の記載がありません(2026年10月21日時点)。カタログではドリップ向け、エスプレッソ向け、オムニローストで絞り込めます。

エスプレッソ1%(15)オムニ0%(0)ドリップ0%(1)記載なし99%(2,097)

全自動エスプレッソマシン向けの条件に合う豆:5銘柄(5軒の焙煎所)

焙煎所が書いている淹れ方の割合。在庫のある2,113銘柄、2026年10月21日時点。

器具ごとの一覧はハンドドリップ、エスプレッソ、コーヒーメーカー、フレンチプレス、アイスコーヒー・水出し、カフェオレにまとめています。豆の量の目安は1杯に使う豆の量で解説しています。

2. 酸味と苦味、どちらが好き?

袋に書かれた風味の説明は焙煎所の言葉で、約束ではありません。それでも、ベリーや柑橘のような明るい風味の豆と、チョコレートやナッツのような丸みのある風味の豆は、傾向として分けて考えられます。コーヒー図鑑で風味を分類できた1,315銘柄では、フルーティー寄りが48%、バランス型が31%、チョコ・ナッツ寄りが21%です(AI分類、2026年10月21日時点)。

酸味が苦手ならチョコ・ナッツ系のコーヒー豆やキャラメルのような甘みのコーヒー豆から、明るい香りを試したいならフルーティーなコーヒー豆やフローラルなコーヒー豆から探せます。4つの質問に答えて絞り込む味の好みから探すツールもあります。「フルーティー」と「酸っぱい」は別物で、その違いは酸味が少ないコーヒー豆の選び方で解説しています。

風味は産地や精製方法でも変わります。産地ごとの傾向は産地ごとの味の特徴、精製方法による違いはナチュラルとウォッシュドの違い(ウォッシュド、ナチュラル)にまとめています。モカやキリマンジャロのような昔からの呼び名は、モカ・キリマンジャロ・ブルーマウンテンとはで解説しています。

3. 浅煎り・中煎り・深煎りのどれにする?

一般に、浅煎りは産地の個性や酸味が出やすく、深煎りは苦味やコクが強くなります。ただし「中煎り」の幅は焙煎所によって違い、焙煎度を書いていない豆もあります。コーヒー図鑑で焙煎度が書かれている豆は73%です(2026年10月21日時点)。焙煎度が書かれた豆のうち、浅煎り(中浅煎りを含む)は28%、中煎りは23%、深煎り(中深煎りを含む)は49%です。

浅煎り13%(274)中浅煎り7%(151)中煎り17%(350)中深煎り18%(389)深煎り18%(372)記載なし27%(577)
焙煎所が書いている焙煎度。「記載なし」も含めた在庫のある2,113銘柄、2026年10月21日時点。

焙煎度ごとの一覧は浅煎りのコーヒー豆、中煎りのコーヒー豆、深煎りのコーヒー豆です。ライトからイタリアンまでの8段階と味の違いは浅煎り・中煎り・深煎りの違いで解説しています。

4. 100gあたりの予算はいくら?

値段は袋ごとではなく、100gあたりで比べます。袋の大きさが100gから1kgまでまちまちだからです。コーヒー図鑑の豆は、100gあたりの中央値が¥1,100で、真ん中の半分は¥930〜¥1,400に収まります(2026年10月21日時点、税込・送料別)。ブレンドの中央値は¥990、シングルオリジンは¥1,150です。

100gあたりの価格帯ごとの銘柄数(2026年10月21日時点)
価格帯(100gあたり)銘柄数割合
¥1,000未満64335%
¥1,000〜¥1,50079744%
¥1,500〜¥2,50023313%
¥2,500以上1468%

価格帯を選ぶと、その範囲の豆をカタログで一覧できます。

高い豆は、珍しい品種や小さなロット、手間のかかる精製方法であることが多く、価格の高さと、好みに合うかどうかは別です。各銘柄のページには、似た豆のなかで価格がどのあたりかを表示しています。相場の詳細はコーヒー豆の100gあたりの相場、高価な品種についてはゲイシャの値段の相場、身近な店の豆との比較はカルディ・スーパーの豆との違いで解説しています。

5. 鮮度はどう確かめる?

豆は焙煎後、数週間かけて香りが少しずつ落ちていきます。袋に賞味期限だけでなく焙煎日が書かれていれば、豆の新しさがわかります。焙煎所のなかには、注文を受けてから焙煎する店もあります。

焙煎所の通販で買うと、焙煎日や発送の目安を確かめやすくなります。焙煎所ごとの送料や鮮度の案内は全国の焙煎所の各ページに載せ、今週入荷した豆は新着・再入荷にまとめています。焙煎直後の豆が落ち着くまでの日数は焙煎日から飲み頃まで、買ったあとの保存はコーヒー豆の保存方法で解説しています。

6. 袋の大きさと、豆か粉か

飲み切るまでの期間が短いほど、風味の変化は少なくなります。コーヒー図鑑の豆で多い袋の大きさは、200g(46%)、100g(30%)、150g(8%)、250g(5%)です。いちばん多い200gの袋は、ハンドドリップ(1杯12g)で約16杯分です。初めての焙煎所なら、小さめの袋でいくつか試すと、好みの方向がつかみやすくなります。

ミルがあれば豆のまま買い、淹れる直前に挽くと香りが長持ちします。ミルがない場合は、注文時に挽いてもらえるかを確認します。カフェインを控えたい場合はデカフェのコーヒー豆とカフェインレスの製法、贈り物にする場合はコーヒー豆を贈るときの選び方も参考になります。

買う前のチェックリスト

  • 焙煎所が、自分の淹れ方に合うと書いている(またはオムニロースト)。
  • 風味の説明が、好きな方向(フルーティーか、チョコ・ナッツか)に入っている。
  • 少なくとも産地の国と精製方法、できれば地域や品種まで書かれている。産地から探すなら産地別のコーヒー豆。
  • 100gあたりの価格が予算内で、ブレンドはブレンドと、シングルオリジンはシングルオリジンと比べている。
  • 焙煎日が書かれているか、注文後に焙煎していて、袋の大きさが飲む量に合っている。

コーヒー豆一覧では、これらの条件を同時に絞り込めます。2〜3銘柄を並べて見るならコーヒー豆を比べるが使えます。

コーヒー豆のガイド一覧

コーヒー図鑑のガイドは、このページを含めて15本です。どれも当サイトのデータと出典つきの情報で書いています。

すべてのガイドはコーヒー豆のガイドで一覧できます。

焙煎所の情報が多いコーヒー豆

Fuglen Tokyo神奈川県川崎市多摩区

AUGUSTO BORGES ESPRESSO / BRAZIL

ブラジル、南ミナス、1,100m

ナチュラル、イエローブルボン

トロピカル・ワイニー、チョコレート、ナッツ・キャラメル

エスプレッソ向け

100gあたり ¥1,275

ブラジル・ナチュラルの中央値より22%高い

焙煎所のサイトで見る

OVERVIEW COFFEE広島県尾道市

ESPRESSO | APROCSAA , Guatemala

グアテマラ、アティトラン、1,700〜2,000m

ウォッシュド、ブルボン、カトゥーラ

フローラル・紅茶、ナッツ・キャラメル、ストーンフルーツ

エスプレッソ向け

100gあたり ¥1,256

グアテマラ・ウォッシュドの中央値より13%高い

焙煎所のサイトで見る

Fuglen Tokyo神奈川県川崎市多摩区

BOCHESA – ETHIOPIA

エチオピア、シダマ、2,000〜2,200m

ナチュラル、エチオピア在来種

ベリー、トロピカル・ワイニー、チョコレート

エスプレッソ向け

100gあたり ¥1,455

エチオピア・ナチュラルの中央値より21%高い

焙煎所のサイトで見る

Fuglen Tokyo神奈川県川崎市多摩区

YONAL FERNANDEZ ESPRESSO / PERU

ペルー、カハマルカ、1,900m

ウォッシュド、カトゥーラ

柑橘、ドライフルーツ・スパイス、チョコレート

エスプレッソ向け

100gあたり ¥1,385

ペルー・ウォッシュドの中央値より39%高い

焙煎所のサイトで見る

SOT COFFEE ROASTER大阪市

Colombia Alto de Las Estrellas Anaerobic Natural コロンビア アルト デ ラス エストレージャス アナエロビック ナチュラル

コロンビア、ナリーニョ、1,900m

ナチュラル(アナエロビック)、カトゥーラ、カスティージョ

柑橘、ベリー、トロピカル・ワイニー

100gあたり ¥2,053

コロンビア・ナチュラルの中央値より14%安い

焙煎所のサイトで見る

焙煎所が書いている情報の多い順に、焙煎所が日ごとに入れ替わるように並べています。順位ではありません。並べ方について・すべてのコーヒー豆

わかっていないこと

  • 味。風味の説明は焙煎所の言葉をAIで分類したものです。コーヒー図鑑は豆を試飲・採点していません。
  • 届いたときの鮮度。わかるのは焙煎所が公開している情報までで、手元に届く袋の焙煎日ではありません。
  • 焙煎度の記載がない豆。コーヒー図鑑の豆の27%は、焙煎所が焙煎度を書いていません。
  • 掲載していない豆。まだ掲載していない焙煎所の豆や、スーパー・カルディ・コーヒーチェーンの豆は、カタログに含まれません。

出典と方法

  • 数字はすべて、国内158軒の焙煎所のショップに出ている在庫のある豆から集計しています(2026年10月21日時点)。価格は税込・送料別で、銘柄ごとに100〜250gのうち200gにいちばん近い袋を100gあたりに換算しています(n=1,819)。詳しくは100gあたり価格の計算方法。
  • 淹れ方と焙煎度:焙煎所の記載(ショップの項目、商品説明、またはAIによる説明文の読み取り)によります。産地や価格から推測はしていません。淹れ方の分類。
  • 風味の方向:焙煎所の風味の説明を、フルーティー寄り・バランス型・チョコ・ナッツ寄りに分類しています。風味の分類。
  • 焙煎日・注文後の焙煎・粉の対応:焙煎所のショップの商品ページと、配送・よくある質問のページに書かれている場合のみ数えています。
  1. 価格は各焙煎所のショップの表示(税込)です。最新の価格・在庫はショップでご確認ください。